7/06/2018

RHCPと私

Red Hot Chili Peppersと出会ったのは、私が高校生の頃。

実家で毎日かじりついて見ていたMTVで流れたBy The Wayの衝撃たるや。

もう一瞬にして心臓をぶち抜かれて、それ以来本当に長く長くずっと

好きで好きで好きで大好きで、本当に大好きでたまらなかった。

大学生になったら絶対にアメリカへ留学しようと決めていたけれど、

行き場所は必ず西海岸にしようと心に決める。

少しでもレッチリに近づくため。

初めてのライブは絶対にレッチリにしようとこれまた心に誓う。

アメリカでレッチリのコンサートに行くことを生涯の夢のうちの一つにする。

27歳になって結婚していなければ、アンソニーにラブレターを書いて

結婚しようと決める。

高校生の私は真剣だった。

それからまあいろいろ頑張って目標であった西海岸の大学へ1年間留学。

本場でレッチリのコンサート参戦をポートランドにて果たす。一人で。

ツアーやってる時期にアメリカにいたこともなかなかミラクルだったが、

前列から数えて10列くらいの席で見れたこともなかなか自分すごかったと思う。

何を思ったか27歳になる前に結婚してしまったため、アンソニーと結婚する計画は

未遂に終わる。

本当に本当に好きなバンドだった。一番好きだった。

だから、ジョンが抜けた後はショックが大きくて、しばらく聞けなかった。

新しい音楽はやっぱり違うと思い、今まで大好きだった曲たちは好きすぎて切なくて

聞けなかった。

この長い間で時々聞いたけど、やっぱり前のようには聞けなかった。

今日、ラジオで2曲流れた。

やっぱりいいなと思った。やっぱり好きだと思った。

多感な思春期にこのバンドに出会えたことで、私の人生はとても豊かになったと思う。

大げさかもしれないけど。

でも、あそこまで好きになれる、打ち込める音楽に出会えたことは幸せだった。

ロックは死んだと今は言われているけど、やっぱり私の中では彼らは最高だし、

By The Wayは最高のアルバムだと、今聞きながら実感している。

高校生の頃、このアルバムが欲しくて、でも売り切れてて、自転車乗り回して

レコード屋さんを回ったこと。

手に入れた ”自分の” アルバムの愛しさ。

何度も何度も歌詞カードを読みながら、CDプレーヤーの前で永遠に聞く時間。

あまりのかっこよさに切なくて、好きすぎて苦しかったこと。

きっと私の子供はきっと体験しないだろうと今思うこと。

育った国は違うのに、このアルバムがでた時のこと、曲のことを共有できるオットがいる

不思議。


今でも甘酸っぱい気持ちになるから、胸が苦しくなるから、普段は全然聞かなくなって

しまったけど、なぜかふりきれた気がするのでなんとなく思っていることを

文章にしてみた。

一番好きなバンドはもう違えど、

やっぱりBy The Wayは私の中の最高の一枚。